奈良経済同友会
CONTENTS 奈良経済同友会概要 入会のご案内 会員企業一覧 活動報告 各地の同友会
活動報告

平成20年度

[目次]
  第21回全国経済同友会セミナー(於京都市)
  平成20年度「通常総会」
  5月例会:総合飲食施設「ふれあい回廊−夢しるべ 風しるべ」見学会
  6月例会:講師:齊藤紀彦・関西経済同友会・代表幹事(関西電力(株)・副社長)
  第22回「新フォーラム」講師:辻 将央・大峰堂薬品工業(株)
  第106 関西地区経済同友会会員合同懇談会(於高松市)
  7月例会 講師:林  洋・平城遷都1300年記念事業協会・常任理事・事務局長
  8月例会 「講演と納涼ガーデンパーティー」
  12月例会:「忘年会」 「弦楽四重奏(奈良フィルメンバー)・ミニ・コンサート」
  平成21年新年名刺交換会・記者会見
  1月例会 「第3回・奈良女子大学との懇談・交流会」
  第66回西日本経済同友会大会(於奈良市)
  2月例会「行政(川ア茂信・県土木部長)との懇談会
  第23回「新フォーラム」講師:松嶋 秀樹・松嶋会計事務所・所長

平成20年年頭所感
奈 良 経 済 同 友 会
代表幹事 岡 村 元 嗣
代表幹事 柳 谷 勝 美
 

わが国の景気は、原油高騰に伴う諸物価の上昇や中小企業を中心とした賃金抑制に加えて建築確認手続き厳格化に伴う住宅着工の大幅な落ち込みなどがあり、個人消費をはじめとする内需の伸び悩みがみられる。一方、外需はサブプライムローン問題の拡大に伴う米国経済の先行き不透明感はあるものの、輸出の増加が続いており、生産は堅調で企業収益も改善しており、緩やかながら景気拡大が続いている。
大企業と中小企業の格差が広がるなか、中小企業を主体とする奈良県においては、生産が低位で推移し、売上高、収益とも低迷し、景気回復の実感に乏しい状況が続いている。雇用情勢が力強さを欠き、個人消費においても一進一退が続くなど、依然、先行きの不透明感がぬぐえない状況となっている。
また、県財政を見ても、歳入面で税源移譲による一時的な税収増要因があるものの、団塊の世代の退職、少子化や転出超に伴う人口減少に加えて、事業所数の減少等に伴い、将来的には税収の減少が懸念されており、緊縮財政が続くなど、厳しい状況が続いている。
このように、依然、明るさが見えない奈良県であるが、昨年4月に荒井新知事が就任され、平城宮跡の国営公園化をはじめ「平城遷都1300年記念事業」の見直しや積極的な企業誘致、観光客誘致策などを矢継ぎ早に打ち出し、奈良県の変革に向けた動きが活発化している。

我々、奈良経済同友会は、以上の奈良県の置かれた現状を踏まえ、県内民間企業の政策提言集団として、次の3点をテーマに、行政やNPOとのコラボレーションを図りつつ、引き続き本年も地元奈良の活性化をめざして、啓蒙・啓発および支援活動を展開していく所存である。

1.「奈良に住みたいまちづくり」の推進
現在、奈良県では県の経済産業活性化に向けて、「県内への企業誘致」「観光の活性化」などが積極的に推進されており、持続性のある奈良県の基盤づくりに大きく期待がかかるところである。この動きとも関連するところであるが、我々は「奈良に住みたいまちづくり」の推進をまず第一に提言する。県内へ企業を誘致するにしても、県内の観光活性化を図るにしても、奈良が「住みよいまち」「住みたくなるまち」であることがその前提となる。例えば「電柱のないまち」「バリアフリーのまち」「歩く道が整備されたまち」などは奈良に観光客を誘致するだけでなく、企業の誘致についても奈良の魅力発信の源(みなもと)になる。「まちづくりはまちなみ景観の整備から」ともいわれ、美しいまちなみは最大の観光資源であると同時に、企業従業員の快適な住環境を形づくるものでもある。そのためには、経済活性化と景観保全のバランスを考えた規制の緩和と強化の見直しが必要となるだろう。また、「住みよいまち」という観点から、新興住宅地の空洞化対策や医療体制の24時間システム化も早急に対応していかなければならない。

2.「ミュージアム奈良県−奈良花の歴史回廊構想」
奈良県が将来的にも持続的な発展を遂げていくためには、奈良県の特性を見極め、それに磨きをかけ活かしていくことが肝要である。
言うまでもなく、歴史文化と豊かな自然は、奈良を特徴づける大きな特性である。県内には多数の観光地や観光資源があるが、残念ながらこれらの連携は必ずしも取られていない。点から線、さらには面の観光へ向けて、県民挙げての取り組みが求められているところでもある。
そこで、点在する観光地を結ぶものとして「ミュージアム奈良県−奈良花の歴史回廊構想」を掲げたい。奈良には桜の吉野山、梅林の月ヶ瀬や賀名生、牡丹の長谷寺など数多くの花の名所があり、多くの観光客が訪れるスポットになっている。それに加えて、県内の企業や住民が自分たちの敷地や庭に四季折々の花を植えてまちの景観を良くすることを提唱したい。県内各地で自分たちのまちを花で飾ることができれば、花の魅力に溢れた奈良県のイメージづくりができるのではないか。学校や病院でも花を植え育てることが盛んになれば、まちの美化だけでなく子供の情操教育や病人の癒しにもなり、「住みよいまち」づくりにも役立つ。
「ミュージアム奈良県−奈良花の歴史回廊構想」は、こうした取り組みを全県的に広げることで奈良県全体を歴史文化と花や自然が一体となったミュージアムとし、「文化と癒しのまほろば奈良」を創造していこうという構想である。
「奈良花の歴史回廊」を構築していくためには、たとえば「花いっぱいの歴史回廊道路」の指定や整備、地域の壁を越えたプロジェクトチームの結成などが必要となろう。奈良のうまいものやみやげものなど奈良ブランド商品の情報発信・販売の拠点として「道の駅」の役割も大きく、その充実や新設も求められてこよう。また、「奈良花の歴史回廊構想」は、経済波及効果の大きい宿泊滞在型観光への転換の手がかりにもなりうる。

3.「人材供給県奈良」への意識転換
奈良の伸ばすべき特性としてもうひとつ挙げるとすれば、その教育水準の高さだろう。教育熱心な県民風土のもと、奈良県の大学・短大等進学率は全国でも指折りであり、奈良県は産業界をはじめ各界に優秀な人材を供給している。これらを可能にしている背景には、充実した「地域の教育力」があることは言うまでもない。この「地域の教育力」に磨きをかけ、「人材供給県奈良」への意識転換を図ることが今後の奈良県の持続的発展につながるものであると考える。
そのためには、「基礎学力」「コミュニケーション能力」「人を思いやる心と力」の向上が不可欠であり、小学校30人学級の一日も早い実現が望まれるところである。団塊の世代の退任が進むなか、教員の若返りと意識転換がそのテコになると考えられる。一方、全国ネットで活躍する奈良県出身者を招いて県内の小・中・高校で講演や授業を行うことや、移転も含めて奈良県立大学の内容を充実し、定員増や教授陣の充実などにより、次代の有為な奈良県人を養成することも考える必要があるだろう。

以 上
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第21回全国経済同友会セミナー(於京都市)
「不易流行−伝統は革新の連続なり−」〜いま、日本に求められる哲学と行動指針〜

第21回全国経済同友会セミナーが京都経済同友会の担当で4月10日(木)〜11日(金)、国立京都国際会館、グランドプリンスホテルにて、全国経済同友会より同伴者を含め1,300名(内当会11名)が参加して開催。
まず筑前琵琶奏者・田中旭泉氏の琵琶による弾き語り「都落ち」ではじまり、渡部髟v・京都経済同友会代表幹事が歓迎の挨拶、続いて、堀場雅夫・竃x場製作所・最高顧問が「自今生涯」と題して基調講演。その中で、堀場特別顧問は「科学至上主義にもとづく近代西洋文明の崩壊がはじまっている。これからは人間の不思議さと尊厳を大切して、自然(人)と共に生きていくことを行動指針にしていくことが重要である」と語った。

   

活発な分科会討議

分科会討議では、@日本のソフトパワーを考える、Aアジアの中の日本を考える、Bクニ(ふるさと)と国の活性化を考える、Cいま、イノベーションの時代、の四つの分科会に分かれて討議した。特に第4分科会での、桜井正光・リコー・会長の「日本企業の強みはチームワークと現場主義である」や、堀場厚・堀場製作所・社長の「トップの人材教育や批判する前に、教育現場の実態をもっと知るべきである」と主張した。

   

懇親会では、大勢の「舞妓」さんに出迎えられ、祝舞「祇園甲部の舞」のオープニングではじまり、桜井正光・経済同友会代表幹事の挨拶、山田啓二・京都府知事、門川大作・京都市長の歓迎の挨拶、立石義雄・京都商工会議所・会頭の乾杯、そして「舞妓による五花街合同のおどり」「京都学生祭典・京炎そでふれ!」など、「正に京都が溢れる懇親会」であった。


舞妓による五花街合同のおどり

   

第2日目では、まず4つの分科会の報告の後、桜井正光 ・ 経済同友会代表幹事が「現状の危機感や人材の育成、改革の実行」などが必要であると総括挨拶した。続いての特別講(対談)では「源氏物語の魅力」と題して、作家の「田辺聖子」氏と「河内厚カ」河内厚カ事務所長との対談が行われ、源氏物語の魅力や「光源氏像」などを語った。


特別講演(対談)作家・田辺聖子

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平成20年「通常総会」
柳 谷 勝 美・代表幹事
((財)南都経済センター・顧問) 
福 本 良 平・代表幹事
(兜泱{設計・社長)
 

4月21日(月)、奈良商工会議所会館会議室にて、平成20年度通常総会を開催。総会では、平成19年事業報告・同収支決算、20年度事業計画・同収支予算・同役員選任、並びに第66会西日本経済同友会大会開催要領を審議了承を得た。
この日をもって岡村元嗣・岡村印刷工業梶E社長が退任し、後任に福本良平・兜泱{設計・社長が就任し、柳谷・福本新体制がスタートした。副代表幹事には嶌川安雄・鞄都銀行・常務、幹事には、植嶋修治・叶A嶋・社長、北村禎H・奈良中央信用金庫・専務理事、小山新造・小山梶E社長、西川裕信・鞄゙良ニシカワ・社長、畠山晴衣・潟\ロンまき・社長が、それぞれ新たに就任した。20年度事業では、活発な「例会・新フォーラム」活動、「行政との懇談会」「ホームページの充実」「年頭所感などを通じて、平城遷都1300年記念事業の全県的な取り組みの研究・提言」などを決めた。また、今年10月17日(金)開催予定の第66回西日本経済同友会大会の開催概要並びに全員全員の協力・支援と全員登録を決定した。                    


荒井正吾・県知事

記念講演では、「奈良の経済を考える」と題して、荒井正吾・県知事が講演した。その中で荒井知事は「労働力があるのに事業所数が少なく、雇用の場がない、購買力があるのに消費が少ない、観光客の集客力があるのにホテル・旅館が少ない」などの特徴を踏まえ、企業誘致、品揃えを含めた消費の場の整備、VIPが宿泊できるホテルの誘致などの経済活性化政策や市町村合併を見据えた地域経営の方向をも示した。引き続き、荒井知事も臨席のもと「会員懇親会」に移り、交流・懇親深め、盛会裡に終了した。

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5月例会:総合飲食施設「ふれあい回廊−夢しるべ 風しるべ」見学会

5月19日(月)、この春(3月20日)オープンした総合飲食施設「ふれあい回廊−夢しるべ風しるべ−」の見学会を開催。「吉野本葛 黒川本家」前に集合の後、本施設を管理・運営する「有限会社 りきち」梶川勝示・開発室長から施設の案内、概要説明。県駐車場との連絡道、入り口が分かりにくい、夜対策、シーズンオフ対策などの質疑がなされ、新緑の美しい若草山を見渡せる「四季の料理と葛料理、日本料理 志まづ」で懇親会を行い、交流を深めた。

梶川勝示・開発室長
 
   

「ふれあい回廊−夢しるべ 風しるべ−」
(奈良市春日野町16・大仏殿前 TEL0742-25-0870)

飲食店を中心にした総合商業施設。東大寺門前の旧尾田組本社跡の2400坪の敷地に、6棟・12店舗。旧本社跡地を活用した独特の袋小路で昭和の奈良の町並みを再現した、奈良観光の新たなスポット。施設はテナント形式の賃料経営ではなく、尾田組が経営する。−来る人にやすらぎを、去る往く人には幸福を−、最大級のおもてなしの心で、奈良から新しい夢と風を運ぶ。

ふれあい回廊−夢しるべ 風しるべ−
 
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6月例会 講師:齊藤紀彦・関西経済同友会・代表幹事(関西電力梶E副社長)

6月4日(水)、於奈良商工会議所会館会議室にて、齊藤紀彦・関西経済同友会・代表幹事(関西電力梶E副社長)を講師に、「地球温暖化問題への挑戦とイノベーションパワー」をテーマに6月例会を開催。齊藤代表幹事はまず「地球温暖化問題の現状と課題について、京都議定書により6%の削減目標で、その達成のための大切なことは「削減する技術力」である。日本は優れた環境技術を持っており、世界が日本の水準になれば現在の1/3にすることが出来る。関西には産業がバランスよく集積しており、問題解決に大きなポテンシャルがある。お互いの連携を強めイノベーションパワーを発揮するため、「研究者が集まれる場が必要である」と提案した 。

齊藤紀彦・関西経済同友会・代表幹事
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第22回「新フォーラム」講師:辻 将央・大峰堂薬品工業(株)
6月16日(月)、ヒルトップテラス奈良にて、辻将央・大峰堂薬品工業梶E社長を講師に、第22回「新フォーラム」を開催。辻社長は、会社概要の説明の後、「老舗企業にありがちな、先人が築き上げてきた資産にあぐらをかくうちに、劣化が進み、人心も離れていく」中で、稲盛和夫氏が塾長を務める「盛和塾」に入り、「動機善なりや、私心なかりしか」の座右の銘のもと「感謝」と「従業員へ思いやり」で、高収益企業に蘇らせた経緯について語った。
辻 将央・大峰堂薬品工業梶E社長
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第106 関西地区経済同友会会員合同懇談会(於高松市)

自然と文明、
暮らしと芸術の融合を目指して

第106回関西地区経済同友会会員合同懇談会が香川経済同友会の担当で7月11日(金)、全日空ホテルクレメント高松にて、西日本18区より440名(当会11名)が参加して開催。
基調講演では静岡文化芸術大学・川勝平太・学長が「瀬戸内海の活性化構想」をテーマに、「多島海のイメージをエーゲ海から瀬戸内海に」「永遠の芸術・瀬戸内海」「瀬戸内海を地球と見立てる」など瀬戸内海の自然と魅力について述べた。

基調講演する川勝平太・学長
 
   

引き続き、ベネッセコーポレーション会長兼CEOの福武總一郎氏が「香川県の直島を自然と現代芸術で活性化し、世界に発信する」直島プロジェクトについて講演。第二部では、直島女文楽の「傾城阿波の鳴門巡礼歌の段」を観賞し、懇親パーティーでは、香川の食材を使った多彩な料理やアトラクションの「さぬきばやし・狸踊り」で盛り上がり閉会した。エクスカーションでは「東山魁夷せとうち美術館」のレデースコースや翌日の早朝・栗林公園散策、アートな島「直島」コース、「イサム・ノグチ庭園美術館」などのいいとこどりのコースで香川を満喫した。

瀬戸内海フィルハーモニー交響楽団
 
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7月例会 講師:林  洋・平城遷都1300年記念事業協会・常任理事・事務局長
7月18日(金)、於奈良商工会議所会館会議室にて、林 洋・平城遷都1300年記念事業協会・常任理事・事務局長を講師に、7月例会を開催。林事務局長はまず、2010年、1年半後に迫った平城遷都1300記念事業の趣旨は、日本のはじまり奈良を素材に過去・現在・未来の日本を考えることである。実施計画につては往時の建物等の復原が進む平城宮跡での展示・イベントの平城宮跡事業、歴史探訪ウォークなど県内各地開催される県内各地事業、そして世界歴史都市会議などの関連広域事業について具体的に説明。推進にあたっては国並びに全県民の協力と支援をお願いいたしたいと語った。
林 洋・記念事業協会・事務局長
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8月例会 「講演と納涼ガーデンパーティー」

8月25日(月)、ヒルトップテラス奈良にて、「八幡和郎・徳島文理大学大学院・教授の講演とソプラノ歌手・大原末子さんを招いての納涼ガーデンパーティー」を開催。八幡・教授は「日本人なら知っておきたい「国家の歴史」と題して、まず「日本国家の歴史」を考えるとき、「国家の歴史」「民族の歴史」「列島の歴史」を別々に考える必要がある。日本国家は建国以来、耐えることなく継承され、「邪馬台国」は「日本国家」と継承性がない。平城京の律令制は中国への従属ではなく対抗処置で、日本の独自性が主張されるときは常に落ち目になったときである。大仏建立ほど投資効率のいい公共事業はなかった。国家のはじまりは「奈良」で、この国家が長い継続性を持ち、安定した歴史を持っているということは、国民として誇りであり、何にも得難い財産である。平城遷都1300年事業への期待や「現代の皇室問題」についても語った。

八幡和カ・徳島文理大学・教授
   

納涼ガーデンパーティーでは、ソプラノ歌手の「大原末子」さんが、夕日が美しい黄昏どきの会場で「童謡からオペラのアリア」まで、こころしみる歌声を披露。「千の風にのって」「紅葉」を大合唱して終了し散会した。

ソプラノ歌手・大原末子さん
 
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12月例会:「忘年会」 「弦楽四重奏(奈良フィルメンバー)・ミニ・コンサート」

ホテルサンルート奈良にて、「奈良フィルハーモニー管弦楽団メンバーによる「弦楽四重奏・ミニ・コンサート」の12月忘年例会を開催。柳谷代表幹事の開会の挨拶、続いて、全・奈良フィル・団長からメンバーと曲目の紹介の後、ハイドン、モーツァルト、シュトラウスのクラシックの名曲や「瞳を閉じて」「ラストダンスは私と」などのプログラムで、プロのメンバーの生演奏を楽しんだ。また懇親会では山本・西日本大会実行委員長の御礼、乾杯に続いて、ポピュラー曲や童謡などの生の演奏をバックに杯を重ね懇親を深めた。

奈良フィル・メンバーの「弦楽四重奏」
 
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平成21年新年名刺交換会・記者会見
経済3団体による共同記者会見


1月6日(火)、ホテル日航奈良にて、奈良商工会議所、奈良県経営者協会、奈良県経済倶楽部、奈良商工会議所友好倶楽部、奈良経済同友会の経済5団体による平成21年新年名刺交換会を開催。来賓や会員600人が出席。まず、開会に先立ち、奈良商工会議所、奈良県経営者協会、奈良経済同友会の経済3団体による新年共同記者会見を行った。
その中で、柳谷勝美代表幹事は、昨年10月開催の第66回西日本経済同友会大会の共同見解で「かつて日本人が持っていた、礼儀正しさ、高い倫理観、ものを作り出すことへの敬意など「日本人の美学」を取り戻すことで日本復活の活路を切り拓いていくこと」を提言発表したことの報告後、「魅力ある奈良県づくりには、観光が柱として期待される。宿泊施設やリゾート施設の誘致先に現奈良県庁所在地も含め総合的、抜本的な検討が必要なときを迎えているのではないか。道州制導入が検討されているとき、魅力ある奈良とは何か、奈良にとって何が必要でどのような産業分野を伸ばして行くべきかにつて議論を始めなければならない。有為な人材を数多く輩出してきた本県は教育県として教育環境を守り育てていくため、まず学校教育の現状を知ることが大事と考え、教育現場との交流をすすめて行きたいと」と語った。


経済5団体による新年名刺交換会

また、福本良平代表幹事は、学生時代ドイツのストットガルトを訪れたが、決して観光地でないが美しいまちである。また訪れたい気持ちである。従来の観光は名所旧跡をまわるいわゆる過去の歴史をまわる、団体行動である。これからは、個人が「暮らす、歩く、楽しむ」といった新しいスタイルが求められている。観光すなわち、「美しいまちづくり」であるといった考え方が必要である」と提案した。
その後、600名を越える多くの来賓や会員が参加して、新年名刺交換会を開催した。

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1月例会 「第3回・奈良女子大学との懇談・交流会」

1月19日(月)、奈良女子大学コラボレーションセンター会議室にて奈良女子大学との懇談・交流会を開催。まず柳谷代表幹事、久米学長の挨拶、続いて@大学院人間文化研究科・三木健寿教授(医学博士)から、「体重と健康」と題して、「体重を測ることは、健康を測ることである。自分に合う生活を工夫し、創ることが大切。そのため体重の計測はその助けなになる。」また、生活環境部・小城勝相教授(薬学博士)からは、「機能性食品成分と健康」のテーマで、「生命維持のため考えた食事が必要でお金・健康・環境にバランスよく努力することが大切である。」それぞれ身近なテーマでわかりやすく、研究内容の紹介。

講演する小城勝相・教授
 
   

記念館2階の講堂では、奈良女子大学・箏曲部「飛鳥会」の演奏を鑑賞。坂本勉作曲「冬の手事」、野村正峯作曲「高麗民謡による幻想曲」などのプログラムを満喫し、懇親会ではおおいに交流を深めた。飛鳥会は毎年春と秋に演奏会を開催し、今年は5月9日(土)、に記念館2階講堂で「ミニコンサート」の開催を予定している。

奈良女子大学・箏曲部「飛鳥会」
 
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第66回西日本経済同友会大会(於奈良市市)
「日本復活の指針」
−取り戻せ、日本人の美学−

歓迎の挨拶をする奈良・柳谷勝美・代表幹事

第66回西日本経済同友会大会が当奈良経済同友会の担当で10月17日(金)〜18日(土)なら100年会館、ホテル日航奈良で、西日本18地区経済同友会より420名が参加。「日本復活の指針−取り戻せ、日本人の美学−」をテーマに基調講演とパネルディスカッションを行い、大会共同見解を採択した。続いて会場をホテル日航奈良に移して懇親パーティーを開催し、翌日の18日はエクスカーションを行った。

   

金峯山寺配下山伏の法螺の作用

大会は金峯山寺配下の山伏7名による「金峯山寺流法螺の音用」「法螺の作用」のオープニングセレモニーではじまり、まず開催地・奈良・柳谷勝美・代表幹事が、「世界経済はアメリカの金融危機に端を発して世界中が混乱状態にある。私たちは赴くままの欲望と人間の欲望の追求のあまりに、市場か混乱し、あるいは地球環境を破壊し、いろいろな負の責めを負っている。私たちは自らの社会と調和を尊重する倫理観や自然との共生を大切にする伝統を再認識して、世界に発信することが、今、大切である。」と歓迎の挨拶。


問題提起する・関西齊藤紀彦・代表幹事

続いて議長団を代表して、関西・齊藤紀彦・代表幹事が「グローバル化が進む中で、活力ある日本を築くために何が必要なのか、日本そして日本人の原点から考えてみたい。世界同時不況、テロ問題、食料問題等深刻な課題が山積しているが、これらの問題に対応を定めることができない。今こそ日本らしさを確立する必要がある。「日本らしさ」を考えるヒントが奈良にある。日本という国にもっと自信を持つ必要がある。単に昔の日本人に戻ればよいというものではなく、わが国の将来を見据えた、新たな「日本らしさ」を生み出していくことが求められている」と問題提起した。

   


基調講演する・中西輝政・京都大学大学院教授

基調講演で中西輝政・京都大学大学院人間・環境学科・教授は「日本の時代が来た」、現下の金融危機に際しても日本だけがそれほど大きなダメージをうけていない。これは、国の成り立ち、伝統的な文化、価値観、など社会の基本的な体質・特質が欧米とは違う。21世紀は文明の世紀、文明の共存をいかに達成するかで、日本は一つの文明、文明圏であり、自然との一体の中で作り出される。自然への畏敬の念が絶対的条件で自然が課している日本の文化、文明が根底の根底である。

現在日本でいろいろ発生している社会的責任を問われる不祥事は「日本の文明」が大きくバランスを失おうとしている結果である。その一つは「物と心のバランス」、二つ目は「進歩と伝統のバランス」、三つ目は「文明としての日本の崩れ」である。日本は一つの国で一つの文明体をなし、特異でユニークでそれ自体の論理をもった文明体である。日本という国は心を失ったらおしまいで、心は常に手入れをしていいないと根底から崩れてしますものである。」と語った。

パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、中野健二カ・関西経済同友会・代表幹事をコーディネーに、パネリストには、角和夫・阪急阪神ホールディングス・社長、跡田澄直・大阪大学大学院医学系研究科・特任教授、山田法胤・法相宗大本山薬師寺・副住職、森雅彦・森精機製作所・社長がそれぞれ立場から「日本ならではの強み」「日本の強みと異文化の調和」「国際社会からの信頼」「経営者の役割」について議論を展開した。
跡田教授は「日本は復活し、技術力も人間力も大丈夫だか、不安は政治と行政の貧困である。皆なが豊かになるようにような形で競争する制度に作り直す必要がある。発展途上国と先進国との間での貿易の場合にはなんらかの形で発展途上国を優遇する制度が必要だ。経済学では利潤最大化を企業の根本理念としているが、企業がめざすべきものは、公共の福祉の増進で利益を社会に還元して
いくという理念をきちんともつべきである。」
山田副住職は「仏教に「一得一失」という言葉があり、一つ得をすると、必ず一つ失っているものがあると言う意味で、日本もそんなに変わらないと思う。稲・米は連作がきき、一粒万倍で増えていく食料で、日本は2000年続けてきた。歴史のある法隆寺・薬師寺・東大寺も1400年脈々と信仰されている。余り右往左往しないで対処していくことを奈良で学んで欲しい。日本人が世界に羽ばたいていくには精神力と勤勉と教養が必要である。日本は他民族と混在して「天神地祀」で八百万の神という形で混在一体してきた。感謝し合って祭りを起こし、自然に感謝することを大事にしてきた。聖徳太子以来の「和の文化」を怠ってはいけない。幸田露伴の「植福のすすめ」という言葉がありますが、経営者の役割は日本の未来に何か植福して、子供たちに喜んでもらうことである。
角社長は「ようやく日本のものづくりの時代がきた。問題の一つは人口問題、二つ目は教育問題そして三つ目は税制である。鉄道会社が補助金なしでやっているのは日本だけ。沿線のブランドや価値を創ることによって成長発展してきた。時代の変化とともに規制というものも変わらなければならない。好きな言葉は「誠実」「謙虚」「バランス感覚」そして「流水先を争わず」である。
森社長は「安い人件費を使って、何かちょこっと儲けようとするのはだめである。日本のパスポートほど強いパスポートはない。世界で「さんづけ運動」をしている。長期雇用で人を社内に入れて育てていくことである。日本人はいまマナーが悪くなっている。もっと宗教心を持ち忘れてはならない。日本は技術力を高め、より早く、寄り精密に、より安くできる商品を作っていけば自然と国際貢献ができる。お金を出すことは、一種の社会貢献で立派なことである。日本が赤字で大変だったら3年ただ働きするとか、社会奉仕するとかで、3年も我慢すれば何事も変わる。」と語った。
   


閉会挨拶をする福本良平・奈良・代表幹事

その後、柳谷勝美・奈良・代表幹事から共同宣言の発表、そして、山口経済同友会・福田浩一・代表幹事から次期開催地の挨拶。大会プログラムの最後に、奈良・福本良平・代表幹事から「問題提起、基調講演、各パネリストへの御礼の後、「21世紀の最初の10年間を前半の5年間は20世紀のスキーム破壊、後半の5年間は21世紀のスキームをつくる時代で、2010年までに、21世紀の日本のビジョンを確立されることを願う。また現在政策目標として、GNH(国民総幸福量)、国民の精神的な満足度向上を追求すべきである。」と閉会挨拶し、大会を終了した。

会場をホテル日航奈良に移して懇親パーティーを開催。パーティーは「奈良フィルカルテット」のウェルカム演奏ではじまり、平城遷都1300祭の公式キャラクターの「せんとくん」ダンス、続いて、荒井正吾・県知事、藤原昭・奈良市長の歓迎の挨拶、西口廣宗・奈良県商工会議所連合会の乾杯と進め、古代衣裳のコンパニオンや会場内には物産展・地酒コーナーを用意。宴盛り上がりの中で、中谷堂の「高速餅つき・匠の技」やバサラ「平城人(ならびと)によるセレモニーダンス」のアトラクション、山本太治・実行委員長の閉会挨拶で閉会。エクスーションでは当日の「西大寺大茶盛体験」「薬師寺・写経体験・平山壁画見学」のレディースコース、懇親パーティー終了後のヒルトップテラスでの「奈良ナイト」、翌日の18日は「秋篠寺」「平城宮跡・大極殿修復現場・朱雀門」「東大寺」のAコース、と「平城宮跡・大極殿修復現場・朱雀門」「高松塚古墳壁画館」「飛鳥資料館」「甘樫丘展望台」のBコースで奈良の秋を満喫した。
<懇親パーティー・スナップ>




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2月例会「行政(川ア茂信・県土木部長)との懇談会

2月16日(月)、於奈良商工会議所会館会議室にて、川ア茂信・県土木部長を講師に「平城宮跡の国営公園化と道路・交通事情をめぐって−国営公園化の基本計画、観光、道路行政−」をテーマに開催。川ア部長は、まず「現在の奈良県の企業立地や観光の現状を説明後、平城遷都1300年祭の主会場として、また奈良観光の玄関口や観光拠点としての平城宮跡の可能性について語った。また、道路整備については、供用開始目標年度を公表するなど「見える化」による効率的・効果的な道づくりに取り組んでいる。国際文化観光都市としては「大和川の水質改善が大切であると話した。

川ア茂信・県土木部長
 
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第23回「新フォーラム」講師:松嶋 秀樹・松嶋会計事務所・所長

2月24日(火)、奈良商工会議所会館会議室にて、松嶋秀樹・松嶋会計事務所・所長を講師に、経営承継−企業の永遠の繁栄を目指して−失敗事例に学ぶ−と題して、第23回「新フォーラム」を開催。松嶋所長は、なぜ今「経営承継」なのかについて、地域経済と地域雇用を支える中小企業の経営の継続的な発展のために円滑な継承が必要である。「経営承継対策として、後継者教育、自社株式の買い取り資金や引退の決心と引退時期など継承計画が大切である」と語った。

松嶋 秀樹・松嶋会計事務所・所長 
 
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