「海の新たな可能性」
~海洋産業が日本未来を拓く~

第68回西日本経済同友会大会が広島経済同友会の担当で10月22日(金)~23日(土)、リーガロイヤルホテル広島にて西日本18地区経済同友会より465名(内当会10名)が参加して開催。 大会は「音戸の舟唄・上下の唄、フルート演奏、海の詩の独唱」のオープニングではじまり、まず開催地・広島経済同友会・深山英樹・代表幹事(広島ガス・会長)の歓迎の挨拶、続いて、山中諄・関西経済同友会・代表幹事(南海電気鉄道・会長兼CEO)が問題提起し、基調講演では「日本史における海洋国家構想~平清盛から坂本龍馬まで~」と題して、歴史作家・井沢元彦氏が講演。コーヒーブレイクの後、大竹伸一・関西経済同友会・代表幹事(西日本電信電話・社長)をコーディネーターに、中原裕幸・海洋産業研究会・常務理事、柴田明夫・丸紅経済研究所・代表、湯﨑英彦・広島県知事らのパネリストでパネルディスカッションを展開し、最後に「大会共同見解」を採択して大会を閉会した。

パネルディスカッション

関西経済同友会・山中代表幹事は「海底油田、レアメタルなど深海に眠る資源は豊富だが紛争を招く可能性も高く、ルール作りが重要である」と問題提起した。基調講演で井沢氏は、海洋国家として、従来の日本史観を逆に考え、新たな海洋国家構想」を述べた。パネルディスカッションではエネルギー資源、観光をなどをテーマで議論し、最後に「海洋資源の開発が西日本、ひいては日本の資源安全保障と持続的成長への未来を開く鍵であると」する共同見解を採択した。 懇親パーティー前のアトラクションでは、「神楽「八岐大蛇」鑑賞後、平曲「平家琵琶」弾き語りでパーティーがはじまり、尾道ラーメンなど広島各地からの特色ある「屋台」で舌鼓を打った。
翌日のエクスカーションでは「世界遺産・厳島神社と岩国の錦帯橋」と、「尾道と鞆の浦を訪ねる瀬戸内海クルーズ」など安芸地を楽しんだ。