経済3団体による共同記者会見

1月6日(火)、ホテル日航奈良にて、奈良商工会議所、奈良県経営者協会、奈良県経済倶楽部、奈良商工会議所友好倶楽部、奈良経済同友会の経済5団体による平成21年新年名刺交換会を開催。来賓や会員600人が出席。まず、開会に先立ち、奈良商工会議所、奈良県経営者協会、奈良経済同友会の経済3団体による新年共同記者会見を行った。
その中で、柳谷勝美代表幹事は、昨年10月開催の第66回西日本経済同友会大会の共同見解で「かつて日本人が持っていた、礼儀正しさ、高い倫理観、ものを作り出すことへの敬意など「日本人の美学」を取り戻すことで日本復活の活路を切り拓いていくこと」を提言発表したことの報告後、「魅力ある奈良県づくりには、観光が柱として期待される。宿泊施設やリゾート施設の誘致先に現奈良県庁所在地も含め総合的、抜本的な検討が必要なときを迎えているのではないか。道州制導入が検討されているとき、魅力ある奈良とは何か、奈良にとって何が必要でどのような産業分野を伸ばして行くべきかにつて議論を始めなければならない。有為な人材を数多く輩出してきた本県は教育県として教育環境を守り育てていくため、まず学校教育の現状を知ることが大事と考え、教育現場との交流をすすめて行きたいと」と語った。

経済5団体による新年名刺交換会

また、福本良平代表幹事は、学生時代ドイツのストットガルトを訪れたが、決して観光地でないが美しいまちである。また訪れたい気持ちである。従来の観光は名所旧跡をまわるいわゆる過去の歴史をまわる、団体行動である。これからは、個人が「暮らす、歩く、楽しむ」といった新しいスタイルが求められている。観光すなわち、「美しいまちづくり」であるといった考え方が必要である」と提案した。
その後、600名を越える多くの来賓や会員が参加して、新年名刺交換会を開催した。