講演する。(株)大和農園 吉田裕 社長

1月16日(月)、奈良女子大学理学部G棟101教室にて奈良女子大学との懇談・交流会を開催。まず福本代表幹事、野口学長の挨拶、続いて、当会から(株)大和農園グループ・吉田裕・社長より「タネの神秘」と題して、はじめに種苗業界の現状や会社概要の説明の後、自然界の野生植物のタネは播いても同時に発芽しない。800年後に発芽するものもある。存続させるための遺伝的能力である。人間が栽培するには不適合で、野菜などのように同時に発芽するようにした。人間が世話をしないと存続が維持できない。種苗会社は多種多様な品種のタネを収集・改良して、新たな品種のタネを世に出すことが使命。今後は特に食育活動を通じて「食」の大切さを伝えていきたいと語った。

続いて大学院人間文化研究科・千本英史・教授(文学博士)から、「奈良地域関連資料データベースについて」と題して、また、大学院人間文化研究科・城和貴・教授(工学博士)からは「バーチャルリアリティで文化財を観る」をテーマにそれぞれ講演。交流・親会ではおおいに情報交換し、連携への道筋を固めた。