千田 稔・教授

-平城遷都1300年記念事業と
奈良再生をめぐって-

千田 稔(せんだ・みのる)氏のプロフィール
昭和17年10月生まれ、奈良県出身。41年3月京都大学文学部史学科(人文地理学)卒業、43年同大学院文学研究科修士課程地理学専攻修了。51年10月奈良女子大学助教授、平成元年10月同教授、7年4月国際日本文化研究センター教授。現在奈良県立図書情報館長を兼ねる。平成4年7月文学博士(京都大学)
主な著書には「邪馬台国と近代日本」(NHKブックス)「藤原京の謎を掘る」(文英社)「聖徳太子と斑鳩」(学習研究社)その他多数。第7回「浜田青陵賞」受賞(平成6年度)

9月13日(水)奈良商工会議所会館会議室にて、千田稔・国際日本文化研究センター・教授(県立図書情報館長兼務)を講師に9月例会を開催。
千田教授は、奈良県は「日本の原点であり、日本誕生の地」であるいう存在意義を誇りと自信をもって強く再認識し、奈良再生のキーワードを「日本の原点、奈良巡礼」であると語った。
また、「経済界と県民による果敢なフライング」を提唱し、フライングこそ「創造力・独創性の源泉」である。県観光の再生戦略は県全体を視野に入れながら、奈良県を「ハブ」とする広域観光の開発であると講演した。