ATR・フェロー・川人 光男氏

5月23日(金)、奈良商工会議所会館会議室にて、(株)国際電気通信基礎研究所・脳情報総合研究所長・ATR・フェロー・川人光雄氏を講師に、5月例会を開催。「脳の働きと心の動き」をテーマに川人ATR・フェローは研究所では「脳を創ることによって、脳の働きを知ることができる。工学的脳を創ることではじめてわかる働きもある。最終的にはヒト型ロボットをつくることを目標にしている。脳の構成や仕組みなどを読み取る技術が進歩し、脳活動そのものの反応を見て消費者の好みを探る方法や、スポーツの世界ではメンタルトレーニングにも活用されている。脳と情報通信機器と直接つなぎ、人工内耳で聴力を回復させる技術、人工網膜で視覚を回復させる技術や運動機能を回復させる研究も行われている。脳機能の回復によって経済的負担を少なくして、社会・家庭・国家に貢献していきたいと、語った。