経済3団体による共同記者会見
1月6日(金)、ホテル日航奈良にて、奈良商工会議所、奈良県経営者協会、奈良県経済倶楽部、奈良商工会議所友好倶楽部、奈良経済同友会の経済5団体による平成24年新年名刺交換会を開催。来賓や会員750人が出席。まず、新年名刺交換会に先立ち、奈良商工会議所、奈良県経営者協会、奈良経済同友会の経済3団体による新年共同記者会見を行った。
その中で、福本良平代表幹事は、まず「内向き志向や負の循環からの脱却」として、現在の若者は超就職氷河期ともいわれる就職難に喘ぐものの自分の置かれた環境や生活にあまり不満を抱くこともない内向き志向の傾向が強まっている。海外留学志願者数の減少にも現れており、日本が世界から取り残され負の循環に陥る懸念を禁じ得ない。若者のやる気をいかに引き出していくかが問われ、グローバル化に対応出来る人材を育てるため教育問題を中心に、行政に対して人材教育のあり方についての提言を視野に問題意識を深めたい。また、「行政、NPO法人などとの連携による企業の社会的責務の遂行」について、企業も地域に生きる一員として、そして地域で活動する企業の責務のひとつとして、行政やNPO法人と連携して地域の失われた絆の再生に積極的に関わり貢献していきたいと語った。
経済5団体による新年名刺交換会
また、嶌川安雄代表幹事は、「質の高い観光の追求」と一昨年古都奈良を舞台に展開された平城遷都1300年祭は奈良のもつ「連綿と続く歴史」の地域力・観光力が正当に評価され、リピーター客が増加している。質の高い観光が平城遷都1300年祭がそれらを気づかせる導火線となり、現代人の古代ロマンへの憧憬に火をつけ、記紀・万葉の世界への入り口に誘った。今年から展開される「記紀・万葉プロジェクト」を日々の活動の中で支援していきたいと、語った。その後、750名を越える多くの来賓や会員が参加して、新年名刺交換会を開催した。