野口文雄・公正取引委員会・事務所長
2月16日(金)、於奈良商工会議所会館会議室にて、野口文雄・公正取引委員会・事務所長を講師に開催。野口所長は、まず日本経済の発展のもとは、「世界市場での自由競争」にあった。カルテルや談合は長期的活力を喪失させるものである。バブル崩壊後、規制緩和による経済の活性化の中で、平成17年、独占禁止法の強化改正が行われた。改正のポイントは「課徴金制度「課徴金減免制度の導入」「犯則調査権限」「審判手続きの見直し」である。最近は、「欺瞞的顧客誘引」や「優越地位の濫用」などの景品表示法・下請法違反が目立っていると語った。