八幡和郞・徳島文理大学・教授
8月25日(月)、ヒルトップテラス奈良にて、「八幡和郎・徳島文理大学大学院・教授の講演とソプラノ歌手・大原末子さんを招いての納涼ガーデンパーティー」を開催。八幡・教授は「日本人なら知っておきたい「国家の歴史」と題して、まず「日本国家の歴史」を考えるとき、「国家の歴史」「民族の歴史」「列島の歴史」を別々に考える必要がある。日本国家は建国以来、耐えることなく継承され、「邪馬台国」は「日本国家」と継承性がない。平城京の律令制は中国への従属ではなく対抗処置で、日本の独自性が主張されるときは常に落ち目になったときである。大仏建立ほど投資効率のいい公共事業はなかった。国家のはじまりは「奈良」で、この国家が長い継続性を持ち、安定した歴史を持っているということは、国民として誇りであり、何にも得難い財産である。平城遷都1300年事業への期待や「現代の皇室問題」についても語った。
ソプラノ歌手・大原末子さん
納涼ガーデンパーティーでは、ソプラノ歌手の「大原末子」さんが、夕日が美しい黄昏どきの会場で「童謡からオペラのアリア」まで、こころしみる歌声を披露。「千の風にのって」「紅葉」を大合唱して終了し散会した。