勝部月子・帝塚山大学大学院・非常勤講師

 2月22日(月)、酒肆(しゅし)春鹿2階にて、勝部月子・帝塚山大学大学院・非常勤講師を講師に、「奈良の花街 元林院-一枚の写真が教えてくれたもの-」と題して、第26回「新フォーラム」を開催。勝部氏はまず、元林院の場所や歴史の説明後、一枚の写真の中に、当時の芸者が春日大社の紋の入った上着を着ていたことや、おん祭り行列の「榊車」に元林院の紋があることなど、当時の隆盛がうかがわれる。花街を下支えるのは「経済力」のある旦那衆であり、奈良経済界の隆盛を大いに期待したいと、語った。