廣瀬 茂夫・関西研究センター・所長
7月11日(月)、於奈良商工会議所会館会議室にて、廣瀬茂夫・(株)日本総合研究所調査部関西経済研究センター・所長を講師に、「地域経済再生への道-東京からの決別と地域からの発想-」をテーマに7月例会を開催。廣瀬所長は、まず現在日本抱える三つの問題は①国家財政の行き詰まり②企業の海外シスト③人口減少・少子高齢化である。この状況打開は①地方は中央頼みを止める②地域が直接海外と繋がる③海外に通用する人材を育成する、などを進めながら、税制・規制改革、教育、地域主権を戦略的に実行することである。奈良の戦略としては「神仏習合」「国際化」「極東と極西の融合」「歴史的遺産の捨てることと大事にすること」等奈良の独自性の発揮である。今後は、関西と組みながら県として独自に頑張り「地域自らが都市間競争に立ち向かう必要がある。これからは「どのようになるか」から「どのようにする」かで、フロンティア創造の時代の中で自己責任体制の考え方が必要であると語った。