佐伯 啓思・京都大学大学院 教授
10月24日(木)、ヒルトップテラス奈良にて、佐伯啓思・京都大学大学院教授を講師に、「日本の社会、経済の行方-市場主義・成長主義の危うさ-」のテーマで10月例会を 開催。佐伯教授はまずアベノミクスについて説明の後、デフレの原因は(1)少子高齢化でマーケットの縮小(2)グローバル化による安い製品の流入(3)日本経済の成熟化をあげた。地方都市は東京と違う、楽しく暮らせる町をつくるべきで、それには若者の職場、子供の教育、高齢者の医療、など官民一体となって整備・充実させて、子供、若者、高齢者が共に楽しく暮らせる町をめざし、その実現には考え方をかえることが必要であると語った。懇親会は、アネックスホールでソプラノの大原末子さん、バリトンの今泉仁志さん、ピアノ織田寛子さん、の優雅な音楽のもと、すばらしい料理とゴージャスなホールで行い、懇親を大いに深めた。