「地域の再構築をめざして」
-草莽の志 こころに発す-
第67回西日本経済同友会大会が山口経済同友会の担当で10月29日(木)~30日(金)、海峡メッセ下関にて西日本18地区経済同友会より400名(内当会14名)が参加して開催。
大会は「悠久の歴史の中で幾度となくその名を登場させてきた下関を紹介」のオープニングの後、まず開催地・山口経済同友会・福田浩一・代表幹事の歓迎の挨拶、続いて、中野健二郞・関西経済同友会・代表幹事(三井住友銀行・副会長)が問題提起し、基調講演は「日本の危機~東京一極集中と改革停止~」と題して、作家・経済評論家・堺屋太一氏が講演。コーヒーブレイクの後、山中諄・関西経済同友会・代表幹事(南海電気鉄道・会長兼CEO)をコーディネーターに、芦塚日出美・九州通信ネットワーク・社長、大西正曹・関西大学社会学部・教授、中尾友昭・下関市長らのパネリストでパネルディスカッションを展開し、最後に「大会共同見解」を採択して大会を閉会した。
基調講演で堺屋氏は、日本経済を復活させるためには改革を一層進め、高齢化社会を新しい市場ととらえ、「好老社会」にすべきである。パネルディスカッションでは、中尾・下関市長は「合併で地域が疲弊しないよう域内分権が必要である。」大西・関西大学・教授は「地域の誇りを見つけて地域再生に活かして欲しいと」呼びかけた。芦塚・九州通信ネットワーク・社長は「九州は道州制をめざしている」と強調した。
演懇親パーティーでは、「平家太鼓・海峡絵巻から上臈道中~」5月3日に行われる「先帝祭の再現」のオープニングピアノではじまり、「ふぐ刺し」「まぐろ解体」「寿司」「黒豚」「地酒」など、地元の海や山の幸に舌鼓を打った。
翌日のエクスカーションでは「海峡と歴史探訪」のAコース、「宇部・美祢産業観光」のBコースと下関ゴルフ倶楽部でのゴルフコンペを楽しんだ。