柳 谷 勝 美・代表幹事
((財)南都経済センター・顧問)
福 本 良 平・代表幹事
((株)福本設計・会長)
4月20日(月)、奈良商工会議所会館会議室にて、平成21年度通常総会を開催。総会では、まず当会が担当して開催した「第66回西日本経済同友会大会収支決算報告」、続いて平成20年度事業報告・同収支決算、21年度事業計画・同収支予算を審議了承を得た。21年度役員は昨年に引き続き(任期2年)全員留任した。
21年度事業では、活発な「例会・新フォーラム」活動、「行政との懇談会」「ホームページの充実」「年頭所感などを通じて、平城遷都1300年記念事業を契機とする産業・観光振興策や道州制の議論が進む中で「魅力ある奈良とは何か」「奈良にとっての産業分野は何か」の研究・提言などを決めた。また、来年開催の平城遷都1300年祭へ関係経済団体との連携のもと協力支援を決定した。
荒井正吾・県知事
記念講演では、「奈良県の経済と県民のくらし」と題して、荒井正吾・県知事が講演した。その中で荒井知事は「奈良県の課題は類のない良いところ発見し、変えるべきところは変えること。1300年祭は奈良を全国そして世界に「奈良は奥が深いよ」とアピールし、一過性に終わせないことである。県経済の現状は、企業所得が全国45位、土地利用では工業系用途地域が47位、住居系用途地域が1位で大阪のベットタウンで、製造業が弱い。自動車専用道路と、工場立地が少ないことに原因がある。消費は県外に流出し、消費税額は全国最下位。県内で雇用、消費、投資が活発に循環することであると語った。引き続き、荒井知事も臨席のもと「会員懇親会」に移り、交流・懇親深め、盛会裡に終了した。