第22回全国経済同友会セミナーが北海道同友会の担当で5月21日(木)~22日(金)、札幌パークホテルにて、全国経済同友会より同伴者を含め880名(内当会14名)が参加して開催。
まず結城志穂さんの・ムックリ演奏ではじまり、坂本眞一・北海道経済同友会代表幹事、高橋はるみ・北海道知事が歓迎の挨拶、続いて、山中伸哉・京都大学・教授が「iPS細胞がつくる新しい医学」と題して基調講演。その中で、山中教授は「自身の研究過程に基づいてiPS細胞ができるまでの経過や、日米の研究環境の差などについて、ユーモアをまじえながら説得力のある言葉で」語った。
活発な分科会討議
分科会討議では、①低炭素社会実現に向けた取り組みと日本の貢献、②資源問題に直面いする日本の針路を考える、③東アジアとの交流拡大を考える、④地域資源のブランド化を考える、の四つの分科会に分かれて討議した。特に第2分科会で、小泉武夫・鹿児島大学客員教授は「食料自給について」行政・政治の役割を強く主張した。
懇親会では、北海道の豊富な食材を使った料理で堪能した。翌日の2日目では、まず4つの分科会の報告の後、桜井正光経済同友会代表幹事が総括挨拶した。続いて、「動物園経営から学ぶもの」と題して、小菅正夫・旭山動物園・名誉園長が特別講演し、次回開催地の土佐経済同友会・岡内啓明・代表幹事が高知市での再会を願って挨拶し、散会した。また、当会でニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所や井原水産(株)ほしみ工場の見学会等を実施した。