高橋淑子・奈良先端科学技術大学院大学教授
高橋 淑子(たかはし ・よしこ)氏のプロフィ-ル
昭和35年6月生まれ。広島市出身。54年ノートルダム清心高等学校卒業、58年広島大学理学部卒業、63年京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)、63年渡仏してフランス国立研究機構発生学研究所客員研究員、平成3年米オレゴン大学客員研究員、6年コロンビア大学客員研究員、9年北里大学理学部助教授を経て、10年奈良先端科学技術大学院大学助教授、17年同教授、22年第30回「猿橋賞」受賞。奈良市在住。
学生時代はワンダーフォーゲル部で活躍。今も大阪フィルハーモニー合唱団に所属し、毎週4時間練習に励み、学生とバレーボールも楽しむ。研究は他人の考えないアイディアで勝負。
11月19日(金)、於奈良商工会議所会館会議室にて、高橋淑子・奈良先端科学技術大学院大学・バイオサイエンス科・教授を講師に、「細胞の声をきく-生命の不思議(驚異)-」、テーマに11月例会を開催。高橋教授は、まず「細胞の形態変化研究」にて本年度の「猿橋賞」を受賞され、猿橋教授の研究や自身との関係について述べた後、細胞とは、プロとは、オリジナリティーとは、生命の驚異について、「学問は固いスルメイカのようなもの」「進退極まりし天をみつ、道なき道は我が人生」「オリジナリティーこそ命」「細胞の社会は人間の社会とそっくり」などわかりやすく具体的に語った。